双極性障害 生き抜く!  

アラサー双極女の奮闘記

私の中にすむ奴らの話

私の中には男が住んでいる。

 

奴は数年に一度顔を出す。

奇妙な事に私の中身や外見は、数年単位で性別が入れ替わってしまうのである。
男の時は黒髪でツーブロックの短髪、ズボンしかはかないし恋をする相手は女性(同性)。女の時は髪色は明るくロングヘア、まつげエクステをしてベリーダンスを習い男性(異性)に恋をする。

そんなわたしを家族や友人、職場の人は不思議そうにみている。

 

私の中にはまだあと2人住んでいる。
双極性障害の為、鬱と躁の私が住んでいる。

1つの体に4人の私が共存しているのだ。

昔はそんな自分に自分でも戸惑い、本当の自分はどれなのか悩み苦しんでいた。しかし、結局はどの自分も自分であることには変わりないというところに落ち着き、当てのない自分探しの旅は止めた。

 

今では、私の中の4人それぞれに名前をつけて楽しく共存している。
男の私はべネ、女はべね、鬱の時は紅寝(べね)、躁の時はBENE。。。
朝起きると彼らにごあいさつするところから一日が始まる。

「みんなおはよう!今日も一日よろしくね」